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ゲーム製作メモ
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21daba59.pngどうやら自分は「悪堕ち」も好きらしい、
好きな属性が多いことは
人生を楽しむ上では有利だと思う。

9/18 フレーバーテキスト追加。




【フレーバーテキスト】

暗い暗い闇の中で、私は目覚めた。
なんだかずいぶんと眠っていた気がする。
ここは・・・、どこだ?

[ガチャガチャッ]

「うっ…」
身をよじると、固く、冷たい感触が手足に触れた。
どうやら私は円形の台座に磔られているようだ。

だんだんと闇に目がなれてきた、
すると、一人の男が私を見降ろしているのが見えた。
「貴様は…」
男は唇を歪めていった。
「目が覚めましたか、シェルガード」
忘れもしない。そこにいたのは過去に私を改造した狂科学者だった。

「まったく、あなたには困らされましたよ」
「………」
「12週に渡り、戦闘員245体、怪人12体、幹部1人、
 一体どれだけ組織に損害を与えれば気が済むんですか」
「…組織が壊滅するまで、よ」
「ほう、組織の元幹部様のお言葉とは思えませんねえ、…ブラックキャンサー」
「…っ!その名で私を呼ぶなっ!!」
「いやはや見事な指揮でしたよねえ、【毒ダム決壊作戦】。
 町中に響き渡る悲鳴が、昨日のことのように思い出せますよ」
「やめろっ!!」
「ふふふ、あなたは私の…、いえ、組織の最高傑作ですよ。
 あなたさえ戻って来て下されば、組織の損失を埋めてお釣りがきます」
「・・・貴様の思い通りになどなるか」
奴はニヤリと笑うと近くに置いてある布を取り払った。
その下にあったのは、昔、私の心を狂わせた≪洗脳装置≫だった
「これがなにかはご存じですよね。
 前のような失敗をなくすため、出力を50%上げて洗脳アルゴリズムに改良を加えました」
そういうと奴はその装置のレバーに手をかける。

くっ…。また…、また私に人を殺させるつもりか!

「 ……  !!  」
口元から赤が走り、ぬるりとした感覚が顔を伝っていく。
「ほう、舌を噛みましたか」
クックックと奴は小さく笑った。
「その程度では死ねませんよ。…あなたは私がつくったのですから」
そういうと奴はレバーを握り、

「さようなら、シェルガード」

勢いよく落とした。


「がっっ…があああッ!!」
体に電流が走り、目の前が真っ白に明滅する。
猛烈な酩酊感と頭痛。
それと同時に頭の中に目まぐるしくイメージが流れこんでくる。

意識が定まらない、
何も考えられない、
だんだんと何が正しいのかわからなくなってゆく!

嫌だ!嫌だっ!私が消える!消えてしまう!

私の決意が!私の心が!
何か別の物に塗りつぶされていく!

助けてっ!

助けてっ!

助けてっ!

助けてっっ!!

………
……


心地よい闇の中で、私は目覚めた。
「目が覚めましたか、[ ブラックキャンサー ]」
「ええ」
一呼吸置き、[ シェルガード ]がもうどこにも存在しないことを確認して、
「…目が覚めたわ」

私は妖艶に笑った。

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